NEWS
ニュース
ニュース長期の政権について
BLOG2018.3.16
長期の政権について

イーゲートのホームページだが、中国で開けなくなって久しい。特に悪口を書いた訳では無いが、検閲で私が書いた中国についてのブログが当局の目には問題があったのだろう。このブログを読んだ方から、過去のブログを読んでおかしいと思うことは是非指摘してほしい。また、中国出張で困るのは、ラインやフェースブックが使えないことだ。グーグルの検索も使用出来ないことが、私自身では不便なことの一つになっている。息苦しい感じがしてしょうがない。

今回の中国全人代では、国家主席の任期の制限が憲法から無くなり、現国家主席の任期は10年を超えることを予想する人が多い。当局のことを風刺した投稿が、次々と削除されているということだが、監視する当局者も、本当にお疲れ様だと言いたい。

カンボジアでも、フンセン首相が長らく政権を取り続けており、野党の党首が投獄されるなど問題が多いと思っている。権力が集中し政権が長く続くと、次第に不人気になり、その後の修復がソフトランディングにならないケースがあり、進出している海外企業としては、反動を心配している。

また、ロシアでもプーチン政権が長く続いており、対抗馬となる政敵が立候補出来ない状態になっていると報道されている。どうも、世界の動きを見ていると、長期の政権が続く傾向があり、それを後押しする国があり、民主主義が後退しているように思える。

お隣の国のように、政権が替わる度に、前政権の責任者が投獄されるのも問題だが、人類の歴史の中で、もう少しスムーズな権力の移譲がなされることは出来ないものかと思っている。

「権力は必ず腐敗する」という諺があるが、近隣の諸国が、南米のベネズエラや中東のシリアように混乱してほしくない。

振り返って、日本についてだが、地方自治体の首長についても、あまりにも長い多選は如何かと思う。確かに変な人が当選するより良いという面もあるが、弊害も必ず出てくると思う。

弊社のような中小企業でも、何時かは、バトンタッチしなければならない。その時は、今までのやり方を否定されることがあっても、我慢しなければならいと思っている。

長期政権のことを他人事のように書いたが、権力の移譲は簡単なことではないので、常に自己を律することを忘れずに、老害にならないようにバトンタッチのタイミングを考えていきたい。