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BLOG2012.10.2
南米の音楽

先日、福井ペルー友好協会が主催の「ペルー音楽の夕べ」というコンサートに行く機会がありました。

小学生時代の恩師のご子息でNPOとしてお世話されている方の勧誘で、その方とは最近ご無沙汰ばかりということもあり、妻を誘って出かけることに、場所は福井新聞の「風の森」ホール、当日は約200人強の人が参加の小規模なコンサートでした。

ペルーと言えば、日系人の元大統領のフジモリ氏、天空の城「マチュピチュ遺跡」、「ナスカの地上絵」が有名、しかし、日本から距離も遠くあまり関心がある国では無い。まして音楽については、サイモンとガーファンクルの「コンドルは飛んで行く」は知ってはいても、音楽の素養の無い自分にとっては、どんな音楽か今回聞きに行くまで全く知識が無い状態でした。

また、以前、アルゼンチンの有名なタンゴの歌手が来るということで、福井在住のアルゼンチン人に頼まれて聞きに行った経験が、しかし、乏しい感性では全く異質な感じがし、退屈した記憶があって、今回も期待しないでいたのが実情でした。

そのコンサートはペルーという名前が付いているが、「WAYNO」というニューヨークで結成した5人のグループで、出身はペルー人が2人にチリ、コロンビア、そして富山出身の日本人が加わった、南米中心のインターナショナルのメンバーとなっていて、曲目も「アンデス地域の音楽」といった方が適切な内容でした。

昨年、大変好評だったので、福井のペルー友好協会が引き続き開催にこぎ着けたとのこと、実際に演奏を聴くと、一人一人の各楽器の演奏レベルの高さに驚き、感心することしきり、帰りにはCDまで買ってしまいました。

「ケーナ」とか「サンポーニャ」という「竹」等で作った楽器の音色が、優しい耳触り、日本の民謡「五木の子守唄」を連想するような調べ、アンデスには、日本人と共通するモンゴロイドのインカ文明等栄えたところで、共通するものがあるのではと思いました。