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BLOG2025.9.3
アパホテル

このブログを読まれる方は、「アパホテル」のことは良くご存じだと思います。今更とは思いますが感想を書かせて頂きますのでお付き合いください。
アパホテルの創業者、元谷外志雄氏は福井県とはお隣の石川県小松市出身で、令夫人の元谷芙美子氏は地元の福井県福井市出身で、中学は進明中学、高校は藤島高校で、7歳年上の同窓の先輩にあたる。また、彼女と中学時代の同級の方とお話しする機会があり、私の7歳年上の姉とも同年でもあり身近な関係だ。ただ、名前を知っている程度で、中学時代の詳しい話は二人からは聞いていない。
元谷夫妻の事を知ったのは、40年ほど前になる。私も役員を務める福井の醤油醸造会社の役員会でのことである。アパグループの前身の信開グループが所有する、敦賀と小松のマンションを同社が購入することが議題にあがった。その折、芙美子夫人が福井の地元出身で、藤島高校卒業後は福井信用金庫に勤めていることを知った。社長の外志雄氏と面会するにあたり派手な外車を乗り回していることも話題になった。その醤油醸造会社は会社が福井駅近くにあり、新幹線の福井開業に伴い、立ち退かなければならない方の為の、代替え地を先行取得し確保する買収案件だった。工場移転の費用を差し引いた余剰の売却代金で、信開マンションを4部屋程購入し、収益の足しにしようとする案件だった。
その後、信開グループはマンション経営から、ホテル経営に進出、東京に日本一の部屋数を持つアパグループに成長し今日に至っている。東京での壮大なマンション建設計画や、ホテルの部屋に中国や韓国の人が泊まった時に顔をしかめるような著書を置いてマスコミに話題になって事などで動静は耳に入ってきているが、あまり関心は持たなかった。
肝心のアパホテルだが、どうも肌合いが合わない気がして、今まで一度も使っていない。今回は大阪で夕食を伴う会合があり、その翌日、関西空港から海外出張に出かける予定の為、梅田駅周辺で泊まれるホテルを社員に探させて見つけたのが、アパホテル&リゾート(大阪梅田駅タワー)だった。
利用した印象をまずは述べてみたい。翌日から海外出張でもあり、チェックん時間前に荷物を先に預けることから始まったが、その後の行列のできるチェックインまで含めて、初回利用の立場としては戸惑うこともあり、一流ホテルにコンシェルジェがいるのと違いは感じた。部屋だが、第一印象は狭いというのが感想だ。しかし、アメニティを含めて機能的で、手元も明るくビジネスには利用し易いと思った。また、14階に大きな浴場があり、旅館や温浴施設に比べても遜色なく、大変満足できる施設だった。同じ階にコンビニもあり便利だと思った。
部屋には、元谷外志雄氏の著書と、芙美子夫人の著書が置かれていた。こちらは無料ではなく有料で、「逆境こそ光輝ある機会なり」という外志雄氏の本を買わせて貰った。

翌日は、中国出張で会社から1㎞程の車で5分の「WINDHAM」という5星のホテルに泊まった。会社の工場近くで便利なこともあり、最近はここばかり利用するが、料金は500元を下回り、大阪で泊まったアパホテルよりも安い。部屋の大きさもアパホテルに比べ3倍以上で内装も豪華だが、部屋が明るくなくスタンドを使っても明るさが足りない為、読書には向かない。アパホテルとは対照的な印象だ。
最後に元谷外志雄氏の本だが、同業がひしめく中で一代で現在のアパグループを成長させたことへ、内容を読んで畏敬の念を抱いた。時代の読みも大変優れていると思うし、何と言ってもその実行力はとても真似出来ない。但し、本の中では、夫人の芙美子氏のことはほとんど触れられていなかった。