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ニュースコロナ禍中で品質管理の試み
INFOMATION2020.11.26
コロナ禍中で品質管理の試み

今年春から、新型コロナウイルスの感染拡大により、世界中の経済活動が深刻な影響を受けています。各国が入国制限を行い、海外への人の移動が困難になりました。

弊社も中国とカンボジアに工場があります。従来ならば、生産時に各仕様書を海外工場に送り、その仕様に関しては、品質を管理する日本人駐在員が日本で打ち合せを行い、現地でスタッフと品質の打ち合せをして生産に入っています。ところが、今年に入ってから、日本人駐在員が現地への行き来が出来なくなりました。そういう状況の中で、ネット回線で海外工場と結び、「工場の生産前打ち合わせ」という名称でリモート生産会議が新設されました。

会議に参加するのは、営業担当、企画設計担当及び品質保証担当、また現地生産工場の方では 品質担当、技術担当、実際縫製するラインの組長などです。参加の皆さんが事前に用意されている商品の画像を使いながら、リモート会議を通じて活発的に議論し、縫製上の注意点を分かり易く工場に伝えることができ、また、工場からも問題点、製品の寸法などの要望にも、その場で答えることが出来ます。

「生産前打ち合わせ」の開催はすでに4か月経ちました。日本も海外現地工場とも、この新しいスタイルのリモート会議に慣れつつ、工場と交流が出来ています。海外現地工場で生産された製品の品質もコロナ禍前と変わらず、品質維持がしっかり出来ています。これからも続けていきたいと思います。